おうちに帰ろう

心茲にありと

星野源ライブツアー2017「Continues」

(ええと、たまには岡田将生くん以外の話題も書いておこうかなと。)

 

2017年6月30日、星野源さんのライブツアー2017「Continues」@朱鷺メッセ新潟に

行ってきました。

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今回のツアーが発表されてからほんとに行けるんだろうかと戦々恐々。

昨年のYELLOW VOYAGEツアー以降、加速度的に人気が高まって

今年の初めにパシフィコ横浜での単発ライブはかすりもしなかったので

もう行けるならどこでもいいと遠方の会場で申し込んだところ

無事、YELLOW PASSの先行抽選で当選。

年に1度のライブ参戦を目標にしていましたが何とか果たせました。

 

前回の「YELLOW VOYAGE」はアルバム「YELLOW DANCER」の曲がメインで

とにかくポップで楽しく、後半の「SUN」「WeekEnd」「時よ」

アンコール「君は薔薇より美しい」「Friend Ship」の盛り上がりが素晴らしく

あの広い埼玉スーパーアリーナが巨大なダンス会場になったような一体感があり

スター星野源誕生だなぁと思った感動的なライブでした。

 

で、そのスター誕生から大河ドラマ出演、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の

ブームからの「恋」の大ヒット、と文字通りスター街道まっしぐらな中で

行われる今回のツアーはどんな内容になっているのか大変楽しみでした。

 

私はライブに関してはほんとに席運がなく、アリーナで見たことなど

ほとんどありません。だいたいがスタンド、しかも2階席が当たり前だったのですが

なんと今回は前から4列目のど真ん中というめちゃくちゃいい席!

近すぎて見上げるような態勢となるため首が痛くなるほどでした。

流れる汗まで肉眼で見えるような距離でライブを見るなんて初めての経験。

こんなことは二度とないかも。

 以下ネタバレを含みます。

 

 

 

今回のツアータイトルが「Continues」ということで

音楽は繋がっていくということがテーマ。

アルバム「YELLOW DANCER」は日本人のダンスミュージックを作りたいという

コンセプトの元に製作されたそうですが

今回の「Continues」はさらに発展し、いろいろな音楽の要素を取り入れて

新しい音楽に繋がっていくということを意識したセットリストになっていました。

冒頭のドラマ仕立てで歌謡曲先輩(CV:大塚明夫さん)、J-POP後輩(CV:宮野真守さん)が誰もいない荒野でみんないなくなってしまった…と嘆いていると

あそこで星野源という男がライブをやっているぞ、覗いてみようというとこから

スタート。オープニング曲はマーチン・デニーの「FireCracker」、

これは源さんがこの曲を細野晴臣さんが演奏しているところを見てかっこいい!

と感動してマリンバを始めたきっかけになった曲です。

死にそうな歌謡曲とJ-POPのやり取りからマーチン・デニー

源さんの音楽を構成する要素をまずどどんと提示されたような始まりです。

 

曲を作っていく中で、明るい曲が好きなのに作るのは暗い曲ばかりで何で明るい曲が

書けないんだろうと悩んでいた時期から、少しずつ明るい曲ができるようになるまでの

流れでデビュー曲「くだらないの中に」「フィルム」を2曲続けたり

自分が影響を受けた曲としてNUMBER GIRLの「透明少女」を入れたりと

今ステージに立っている自分がどうしてここにいられるのか、を探るような

仕立てになっていました。

その後、YMOの「マッドピエロ」をインストゥルメンタルでバンドメンバーが

演奏し、ELEVEN PLAYのダンサーの方たちのダンスのあと

「時よ」でダンスパートに突入。久しぶりに歌うという「ギャグ」(初めて聞けて嬉しかった!)「SUN」「恋」「Week end」と歌えや踊れやの後半戦。

中締め(源さんのコンサートはアンコールを事前に予告しているのです)

はツアータイトル曲「Continues」でいったん終了。

 

お約束のアンコールの拍手がしばらく続くとお約束の寺坂さんの口上が始まり

ニセ明オンステージ。YELLOW VOYAGEではフライングしたニセさんですが

今回もワイヤーが出てきたのでまた飛ぶのか?と思わせといて飛んだのは

ニセさんの人形でした。アリーナ中央の舞台に着地した人形と入れ違うように

本人登場して毎度おなじみに「君は薔薇より美しい」を投げキッスとともに

熱唱。いつもはこの1曲だけなのですが

今回は「源くんの曲をカバー」ということで「Drinking Dance」まで歌って

ニセさんパートは終了。ニセさんというより志村けんになってましたが。

そして改めて星野源として登場し、「Friend Ship」で大団円となりました。

 

前回のYELLOW VOYAGEのような勢いはありませんでしたが、新しいファンも増え

星野源は何でできているのか、これからどうありたいのかといったことを

提示した内容だったのかなぁと思います。

もちろんこれはほんの一部でしかなく、もっと色んな曲に影響受けたりとか

これからやりたいことも決まっているわけではなくどんどん変わっていくのだろうと

思います。

この内容は今だからできる構成だったんじゃないのかなぁ。

そうそう、ライブが始まる前に場内に流れてた曲はマイケル・ジャクソンでした。

彼の大事なルーツの一つですよね。

自分の好きなものをみんなに紹介し、音楽ってこんなに素敵なんだよ、そして

繋がっていくんだよってことを伝えたかったのかなぁと思います。

素敵なことは素敵だし好きなことは大好きだって言いたい。そんな思いがあるような

気がしました。

 

オールナイトニッポンの「イントロくそやべぇ」のコーナーが毎回楽しみなのですが

投稿されてくる曲も源さんが選ぶ曲も毎回ジャンルや年代を問わずバラバラ

そのときの源さんのコメントも毎回それぞれの曲についての愛情がこもっていて

かつ音楽的な解説もちょっとあったりしていい曲って何年たっても色あせないし

いつ聞いても新鮮、そしてそれに素直に感動する源さんが素敵だなぁと思っています。

 

来年はどんなツアーをやってくれるのかな。

ますますチケット取りが大変になりそうですが何とか頑張って

 

どんどんスターになっていく源さんを見続けていきたいと思います。

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