おうちに帰ろう

心茲にありと

ゆとりですがなにか純米吟醸純情編

帰ってきました!

まーちん、やまじー、まりぶの三人が!

2016年4~6月に放送された「ゆとりですがなにか」の続編

「ゆとりですがなにか純米吟醸純情編」が7月2日9日の2週に渡って

連続ドラマ放送時と同じ時間帯22:30から1時間ずつ放送されました。

こんなに早く彼らと再会できると思っていなかったので

このニュースを聞いたときはほんとに嬉しかったです。

 

脚本家の宮藤さんが「あたふたしているときの岡田くんの表現が好きで今回の

SPも正和にあたふたしていてほしいと思って書きました」と

インタビューで語っていましたが今回も盛大にあたふたしています。

叫ぶ泣く驚くわめく喜ぶなど喜怒哀楽がはっきりしているまーちん。

今回も山路と子どもの喧嘩のような騒ぎを起こして

脚を骨折し松葉杖姿で右往左往するシーンもあり

連ドラ時に見せてくれたまーちんのあらゆる顔がギュギュっと詰まった

前後編合わせてトータル正味1時間半。

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今回小学校を辞めてしまい故郷の郡山に戻ってしまった山路を

まーちんとまりぶが探しに行くと、郡山では山ちゃんのことを知らないものはいない

生徒会長でスキー部の部長のカリスマ的存在であることを知ります。

 

まりぶはかつては神童と呼ばれ、おっぱいパブで客引きしながら11浪の果てに

子持ちで大学生やってたりと山岸の言葉を借りれば「規格外」。

 

そんな二人に比べると一番普通で一番考えの浅いまーちんだけど

いつも一生懸命で間違ってることもたくさんあるけど憎めない。

奥さん妊娠しているのに全然気づかないし

茜ちゃんにも「こんな世の中でこんなオットで不安だらけだよ」とか

言われちゃうし、だけど子どもができたことを知った時には全身で

喜びを表現するので全て帳消しにしちゃうくらい可愛らしい。

 

どこをとってもきれいな顔している岡田くんが全然かっこよく見えない。

いや、ふとした顔はやっぱりきれいだなと思うんだけど

ドラマを通してかっこよさがきれいに消えちゃってるところが紛れもなく

坂間正和そのもの。

 

1年たっても成長どころかむしろ後退してるんじゃないかと思ったくらいの

まーちんだったけど、茜ちゃんの妊娠により

父になるための覚悟ができたのか、最後は見たこともないような

大人の顔をして歩き出すところで終わります。

この後父となったまーちんはどんな顔になっていくのか。

ずっとずっと見ていきたいと思うラストシーンでした。

 

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中国に1年間留学するまりぶが帰ってきたらまた第三弾やってほしいですね。

っていうかもうこれやるフラグですよね。

今回も童貞卒業ならなかった山路には特に幸せになってほしいと

切に願っています。

 

「ゆとりですがなにか」は三人のアンサンブルが素晴らしいのですが

山路、まりぶのアクの強い個性を中庸なまーちんが包み込むような

バランスになっているところが今回はより一層出ていて、

だから真ん中にいるのがまーちんだし

やっぱり主役はまーちんなんだなと思いました。

あたふたしているけど、まーちんが真ん中にいてこその三人だし

そのまーちんを演じる岡田くんの座長ぶりも堂々たるものだなぁと思いました。

誰かの夫の役ってもしかして初めてですかね。

結婚指輪が新鮮で、次はとうとうお父さん。

まーちんが父になるなんて想像もできなかったけど

きっとあたふたしながらもいいパパになるのでしょう。

この役は今じゃなきゃできない役。きっと数年前ではできなかったと思います。

人としての成長が役にリンクしているようで見ていてちょっとじんわり来ました。

 

何度も見返して何度も笑ってしんみりする「ゆとりですがなにか」は

ほんとに大好きな作品です。

岡田くんが出てなくても大好きだったと思うけど、この作品に岡田くんが

出ていて成長して行く姿を見続けられることも本当に嬉しい。

定期的に3人の近況報告をしてほしい。宝物のような作品です。