おうちに帰ろう

心茲にありと

映画「君の名は。」

今年の初めくらいから映画を見るたびに予告編を目にしていて

気にはなっていましたが、公開されるや否や

猛烈なスタートダッシュで観客動員を伸ばし、一躍話題作になったので

ミーハー気分で行ってきました。

シネコンで予約しようとしても翌日分でもすでに残席わずか

という状態。えらいことになってるんだと実感し

普段はあまり行かない時間帯(日曜午前)に映画館へ。

着いてみると思った以上に若い子が多く、最近見た映画の中では

一番平均年齢が低かったかもしれません。

 

で、感想ですが、うん、これは若者が見るに相応しい映画だなと思いました。

基本的にはボーイ・ミーツ・ガールのお話。

色んな障害ですれ違い、最後にようやく出会えるという古典的なプロットを

時空を超えたり、隕石が落ちてきたりというSF的要素でお化粧した

ラブストーリーでした。

評判通り、絵が美しかったですね。個人的には信濃町駅前の歩道橋が重要な場面で

登場したのがちょっと嬉しかったです。最近はあまり通ってないですが

神宮球場や今は無き国立競技場への行き返りに通っていて、

色々な思い出のある場所なので、そうそうこんな景色だったなー、昔は六本木ヒルズ

なんてなかったけど今は見えるんだなーなどと感慨深くなりました。

 

 突っ込みどころとしては、いくらなんでも入れ替わってるときに

時間がずれてることに気づくでしょ、とか思うんですが

入れ替わってるときは、身体のある方の時間に合わせちゃっていて

戻ると記憶が曖昧になるからわからなかったんだろうと思うことにしました。

 

音楽の使い方も素晴らしく曲が入るタイミングや歌詞と場面のシンクロ度合も

計算されていて、それで泣けるほど私は純粋ではないのですが

中高生だったら歌を聴いただけで泣けてくるのかも。

 

SFファンタジー青春ものという昔だったらNHKの夕方6時くらいから放送してた

30分ドラマとかにありそうな感じというか。大林亘彦監督テイストというか。

(例えが古い)

こういう映画に若者が共感するっていうのは何かよいなぁと

思いました。友達同士で映画館で見てほしいですね。