おうちに帰ろう

心茲にありと

七夕

今日は七夕でした。東京は昼間はどんより曇っててただただ蒸し暑い…

いつになったら前線はどっか行くの??

台風よりタチ悪い!!

 

 

昨日は兄と父の命日でした。毎年確か七夕らへん…と思いつつうやむやっと過ぎてしまってほんとに親不孝兄不孝で罰当たりです。

なかなか同じ命日って珍しいと思うのだけど父が他界して3年後の同じ日に兄が亡くなったときに父が兄を呼んだのかなぁと思いました。

 

あまりスピリチュアルな思考はありませんが父は胃癌で亡くなったのだけど兄は朝なかなか起きてこないので母親が見に行ったら布団の中で亡くなっていたといういわゆる突然死でした。生前鬱病で10年以上闘病していてよくなったり悪くなったりしながら仕事も休職復職を繰り返してたのだけど結局いられなくなって辞めてしまってその後は治療しながら仕事も探してたけどなかなか難しいのだよね。兄自身も本気で仕事をしようと思ってたかどうかもわからなかった。身内ながらこの人この先どうやって生きていくのかなぁ…と思っていたところの訃報で限りなく自死に近い自然死だったような気がします。直前に離婚もしていてまるで準備していたかのようでした。父親から「もういいんじゃないか」と言われてついていったように思いました。精神が亡くなると同時に肉体も滅ぶっていうのはある意味理想なのかもしれない、などと思ったり。

 

私自身は自死を肯定しないし生きててナンボと思っているけれどもそれってやっぱり先に何かがあるからなのかもしれないなぁと思います。兄にとってそれは一体何だったのだろう?とぼんやり思います。家族だけど年が離れていたことと早くに結婚して家を出てしまったので(父が亡くなったあと実家に戻っていました)鬱病になってからは年に数回顔を合わせる程度でした。会って話す分には普通に見えるので傍目につらさがわかりにくい病気でもあり治療もしているようだし気長に付き合っていくしかないんじゃない…と比較的冷静に見守っていたのですが果たしてそれがよかったのか悪かったのか。だからといって何かできることがあったかというと特に思い浮かばず。冷たい言い方のようでもありますが自分を救えるのは自分しかいないとも思いました。彼の本当のつらさは結局理解できなかったしおそらくどう寄り添っても無理だったと思います。

 

ただそういう人たちが生きていく場所がちゃんと用意されている世の中であってほしいなぁとは思います。働かないことを後ろめたく思わなくてよく、そういう人にも何等かの光というか楽しみが見つけられる世界であってほしい。それだけは守りたいと思います。

 

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写真くらいは爽やかに