おうちに帰ろう

心茲にありと

HIGH&LOWにまつわるあれこれ

昨年秋から始まったドラマを皮切りに

ドラマのSEASON1と2、映画「HIGH&LOW THE MOVIE」、

「HIGH&LOW THE RED RAIN」、アリーナライブのHIGH&LOW THE LIVE

と「EXILE TRIBEがかつてない新しいエンタティンメントに挑戦」という

プロジェクト。今までだったら何の興味も持たない領域なんですが

窪田正孝さんがドラマと映画に出演することになり

理解できるんだろうかという不安を抱えながら、ドラマを見始めました。

とにかく出演者が多くて説明を書き始めると長くなるので

詳しくはこちらでどうぞ。

窪田さんはSWORDの中の「RUDE BOYS」

(キャッチコピーは「無慈悲なる街の亡霊」)のリーダー役。

セリフは少なく表情とアクションが見せ場になりますが

(時々血を吐いたりします)

とにかくかっこよく撮ることに徹しているので、

大変かっこいいし美しいです。ただそれだけです。

とはいえドラマのあとに映画まで作ると聞いたときは

えぇぇーこれ映画でやるのぉー(窪田さんパート以外を見るのがつらぃ…)

と引きましたが、まぁやっぱり見届けねばなるまいと思い

7/18公開初日に行きましたよ。

まぁとにかくEXILE TRIBE(って何?状態でしたけど)の皆さんは人数が多い!

ので、舞台挨拶も人海戦術。全国各地の映画館に映画に出てる出てないに関わらず

散らばって挨拶しまくり。そんなやり方があるんだーとびっくり。

そして映画の内容ですが、とにかく見た後の第一声が「金持ってんなー」でした。

はっきり言ってストーリーとかどうでもいいんです。

ドラマだと各グループ1話で切れてしまうのですが

映画だと繫がって出てくるので次々見せ場が来るところも飽きないですね。

それなりに見せ場も用意してあるし、出演者も競うように

キメキメでキャラが立ってます。鬼邪高校とか達磨一家とか

ほぼ出オチなんですが、掛け声かけたくなるような間を持たせてくれます。

とにかくかっこいいシーンと音楽さえかけられれば、それに合わせたシーンを

作るだけなんです。その割り切りが潔く、かっこいいシーンを撮るためには

金は惜しまない。ハイライトとなる各グループ入り乱れての乱闘シーンは

見たこともないような人数が画面いっぱいで喧嘩します。CGなしです。

痛快のひとことですね。よくぞ集めた、よくぞアクションつけたという感じ。

これを見るだけでも入場料払う価値あります。

 

正直ここで終わってほしかったと思いましたが、その後に各地で開催された

応援上映という方式がこの後の件を救うために用意されていたのかもしれません。

私は行ってませんけどみんなでツッコめば映画的にはいらんシーンでも

楽しくなるよということですね、琥珀さん。

 

そして、10/8から公開された「HIGH&LOW THE RED RAIN」は

登場人物がぐっと減って、雨宮兄弟を中心したお話。

こちらは堂々たるスター映画というかアイドル映画。ここまでスター中心主義

の映画も昨今なかったのでは。アップとストップモーションを多用し

雨宮兄弟を演じる登坂広臣さんとEXILE TAKAHIROさんをこれでもかと

かっこよく撮ることに徹しています。

「壁だと思え」という名言まで飛び出し、もう細かいことは何も言うまい

という気分になります。

 

THE MOVIEとRED RAINの間にTHE LIVEがあり、東京ドーム、京セラドームで

行われたライブを全国の映画館で同時生中継で上映されました。

そこまでハイローの世界にはまっていたわけではないのですが

恐らくこの機会に見なかったら2度と見ることもないだろうと思い

映画館に行ってみました。

4時間にも渡るライブを映画館で延々見るというのもなかなかない経験。

私は途中飽きちゃったのですが

(カメラワークの影響もあったかな。ちょっと単調でした)

アリーナに客を入れずにパフォーマンスエリアとして使う演出はダイナミックで

これは東京オリンピックでなんかやるに違いない、と確信しました。

(知らんけど)

ジャニーズの方々とは全く違う方向性でマッチョさを隠さない彼らのパフォーマンスは

野心的だし、正直それほど心惹かれるわけではないけど

とにかく天下取るぜ!というギラギラさには感服しました。

ほんとに気づけばEXILEに包囲されるんじゃないかな。

 

ライブは彼らの主戦場だったと思うのですが

映画でも結果を残し、かつ映画の可能性を広げたということが

このプロジェクトの大きな成果だったのかなぁと思います。

全ての映画がこうなったらそれはそれで困りますが

楽しみ方の一つとしてアリだったということでしょうかね。

 

窪田さんがいなかったら足を踏み入れることもなかったと思うので

貴重な経験をありがとうという気持ちです。