2017年夏の思い出 ジョジョにはまった夏でした①

8/4に公開された「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」の

劇場公開が東京では10/5にすべて終了しました。

公開から2か月、結局18回見ました。見終わった今、まだまだ見たい気持ちでいっぱい。

公開直後に書いたときにはここまでハマると思っていませんでした。

 

あれから原作を一通り読み、そうすると映画も観たくなり映画を観ると原作を読み返し

また映画を観るの繰り返し。途中からアニメ版も見始めたらさらに加速。

上映回数も減っていくなかでジョジョ映画を追い求めて西へ東へ。

初めて行く映画館にもたくさん足を運びました。

 

原作やアニメと実写映画を比べると映画はオリジナルシーンがかなり多いのですが

ジョジョの世界を映画で表現するために濃縮して抽出したような演出で

原作やアニメにはない独特の世界を作っていたような気がします。

 

原作のジョジョの奇妙な冒険第四部は他のシリーズとは異色で

杜王町という町から一歩も出ません。主人公の東方仗助を中心に

同級生の広瀬康一虹村億泰の3人組が主な登場人物で

空条承太郎という3部の主人公が仗助の甥という設定で登場し、

杜王町に潜む殺人鬼のスタンド使い吉良吉影を倒すというのがメインストーリー。

今回映画化された部分にはまだ吉良は登場せず、康一くんは転校生として仗助と出会い

億泰は敵方として登場し最後に仗助の仲間になって終わり。

なのでほんのさわりの部分です。

 

今回の第一章でメインキャストとなっているアンジェロ、

虹村兄弟については映画オリジナル部分でかなり魅力が付加されたと思っています。

 

アンジェロと虹村形兆の出会いのシーンがまずドラマチック。

 

黒マント姿で弓と矢を構える形兆にまず意表を付かれます。殺人現場から逃げているアンジェロの前にいきなり現れるとは思いませんでした。

 

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アニメ版形兆

原作の形兆のイメージはかなりごつくてゴリラと呼ばれているくらいなのですが

「出会いとは重力。重力とは愛ー仲間。おめでとう、お前は選ばれた」

と矢を射られて倒れているアンジェロを見下ろしながら言う

形兆の美しさったらない。岡田将生くんが演じてる以上

ゴリラにはなり得ないと思っていましたが想像以上に耽美的でした。

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原作の形兆とは全く違う姿でしたが、ジョジョの登場人物としての妖しい美しさが滲み出ていてジョジョの世界がこれから始まるんだって思わせてくれる登場シーンだったんじゃないかなと勝手に思ってます。

 

アンジェロと形兆がレストランで会食するシーンも映画オリジナルなのですが

考え付いた人は天才だなって思いました。

このシーンの前に黄昏時の街中を歩く形兆の背後にアンジェロが立っていて

形兆が振り返ると矢を射るポーズを取るのですが、この二人が街中で出会って

食事する展開なんて原作からは想像できないんですけど

もはや映画が二次創作の世界に入ってるのかなと思うくらい。

クラシックな装飾のレストランで向かいあい

形兆は几帳面にステーキをナイフとフォークで食べ

アンジェロは山盛になったチキンらしき肉を手づかみで肉と骨をばらし

しかもその骨をコップの水でちゃぷちゃぷと洗うという意味不明な行動。

山田孝之のアンジェロは原作のおじさんアンジェロをさらに猟奇的な変態に仕上げて

素晴らしかったですね。

スタンド使いになって殺人を繰り返すアンジェロが

人殺しのジャマをされた高校生(仗助)を許さねえと言ったときに

「自分の父親もジャマだから殺したのか」

と問いかける形兆。

「オレがこうなったのは全部あの男のせいだ、あの男には憎しみしかなかった」

とアンジェロは答え

「あんたはどうだ。親が憎くないか?いつだって俺が始末してやる」

と言うと形兆は黙ったままいきなりスタンド攻撃を仕掛ける。

ここ、18回見ても見るたびに形兆の表情が違って見えて

なぜアンジェロを攻撃したのかわからないんですよね。

形兆は父親を殺すスタンド使いを探すために弓と矢で人を射ることを続けています。

アンジェロは形兆の思惑通りにスタンド使いになったので

父親を殺してくれるかもしれない。

そんな相手を撃つっていうのはどういうことなんだろう?と最初はほんとに

謎でした。

回を重ねるうちに形兆は実は父親を殺すことにためらいがあったのでは

と思えてきました。

死なせてやりたい(殺したい)し憎いと思いたいけど思えない。

それでも弓と矢で人を殺すことは止められない。

そんな葛藤をよそにあっさりと始末してやろうかと言われて狼狽したのかなと。

で、動揺のあまりうっかりスタンド出しちゃったのでは。

バッドカンパニーを相手を攻撃するために使ったことは

ほとんどなかったんじゃないかと思うんですよね。

戦う相手もこれまでいなかったと思うし。

だからあんまりコントロールできていないのではないかと思ったり。

冷静なふりをしているけど心臓はバクバクしてたのではないかと。

このやりとりのとき、ちょっとだけ眉をひそめて視線を下に落とすのですが

その一瞬の表情が微かにうろたえてるように見えたんですよね。

このシーンは色んな方が色んな解釈をしていてどれもなるほどなと思えるもので

正解はひとつではないのかもしれません。

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ジョジョ四部はスタンド使いで死んでしまうのが形兆と

この後にでてくる重ちーと吉良吉影だけなんですよね。

(訂正:エステシンデレラの辻彩さんもでした)

で、人を殺すのがアンジェロと形兆と吉良。

今回アンジェロと形兆を原作以上に掘り下げたのは

第二章以降吉良に繋げるためなんじゃないかと思っています。

だから形兆の最期は吉良のスタンド、シアーハートアタックだったのかなと。

 

うーん、この調子で書いていくとかなり長くなりそうなので

まずは第一弾はここまで。

仗助のことや億泰のことやその他まだまだ語りたい形兆については

また後日。