「小さな巨人」豊洲署編始まりました
4月から始まった日曜劇場「小さな巨人」ですが5/14放送の第五話で
芝署編が完結。5/21からは豊洲署編となりました。
豊洲署編では山田の謎も明かされるようですが、捜査一課長にどうしてもなりたい
山田。これまでにどんな言動があったから振り返ります。
芝署編では香坂からなぜ父(内閣官房副長官らしい)のようにキャリアにならなかったのかと問われると激高し
「あなたにはわからない!僕だってそうなるつもりだった。
それが正しいことだと信じていた。だけどそれが目の前で崩れ落ちていったんだ。
それまで信じていた自分自身が許せないほどの怒りですよ。
その僕の絶望はあなたにはわからない。言ったでしょ。僕は捜査一課長にならなきゃならないんです。キャリアではなれない捜査一課長はノンキャリアしかつくことができないポストなんです。この道を選んだのは僕なりの戦い方なんです。」
というシーンがあり、何やら過去に秘密があるっぽい。(大した秘密じゃなかったらどうしよう…)
初めて山田が声を荒げるシーン。そしてそのあとに我に返って口を抑える一連の仕草は
色っぽかった。
また小野田捜査一課長が犯罪に絡んでいるらしいとわかると怒りで顔を崩し
「捜査一課長は警視庁の顔なんです。不正に手を働くなど絶対にあってはならない!」と
このときも怒りで大きく顔を歪めます。
次に前捜査一課長の三笠署長が不正を行っているとわかったときは
「私は三笠署長が許せません。捜査一課長として名が刻まれた方というのはは東京の治安を先頭にたって守る我々警察官の模範となるべき存在なんです。
その誇りをあの方は汚した。必ず捕まえなければならないんです。」
このときもかなり強い口調で訴えます。
なにやら捜査一課長はすべての正義の象徴と思っているような勢い。
(一体何があったんだ?)
ちゃんと↑の発言の根拠は教えてくださいね。
かくして香坂とタッグを組み三笠署長の犯罪隠蔽を暴き事件を解決します。
事件解決後、香坂から握手を求められる山田。
このまんざらでもない顔がかわいらしいですね。(嬉しいくせにー。)
ストーカーからバディになりました。
そんなこんなで終わった芝署編。
殺人事件は解決したものの三笠署長の隠蔽については
お咎めなし。本当の敵は警察組織そのもの、という小野田捜査一課長の
言葉とともに芝署編は終了。
冒頭は走る香坂。その先には逃げる山田。
山田が手錠をかけられて連行されるところを茫然と見ている香坂。
いきなりこんなシーンから始まります。
どうしても捜査一課長になりたい山田は、父のコネを使った捜査手法に不満の声があるとかいうよくわからない理由で豊洲署へ異動、香坂と同じチームに。
一度はバディっぽくなったけど、所轄に異動となりへそを曲げたのか
無表情に仕事をこなす山田。
しかし、元捜査一課長が専務を務める学校法人早明学園の経理課長が行方不明になった
事件の捜査を始めたところから、山田の単独行動が増えてきて
山田の行動を不審に思った香坂から詰め寄られると
自分は1年後に捜査一課に戻る人間、あなたたち所轄の人間とは違う、と反抗的な態度に。
そして早明学園にはどうやら政財界との癒着関係があり、その潜入捜査のために
内偵している山田の新人時代の研修担当だった江口(ユースケ・サンタマリア)から証拠を掴んだので来てほしいと呼び出され、尾行していた香坂と三島(芳根京子)が
現場に到着すると、江口はすでに死んでいて傍らに立ちすくむ山田の姿が。
香坂たちに気づいた山田はその場を逃げ出し、冒頭の場面に戻ります。
どうなる山田!?で次回へ。
このドラマ、とにかくアップが多いので、表情の変化を追いかけるのが楽しく
やたらスクリーンショットを取ってしまうのですが
江口と話した後に香坂が現れ、無表情を装う顔や
「僕は捜査一課長に戻る人間、所轄の手助けをしてるんだから感謝してほしい」と
わざと(?)嫌味なことを言う悪い笑顔や
香坂から江口と会っていたことを指摘されたときの振り返りざまの見返り美人ショット
(そうそう振り返りざまの美麗ショットも多いんですよね、このドラマ)
僕たち(たち?)には最初から味方なんていないんですよ、自分の身を守るのは自分しかいない、それを教えてくれたのは香坂さん、あなたですよ
という愛と反抗が混ざった表情(このこの)
さらに香坂に詰め寄られると「僕にだって言えないことがあるんだ!」とまるで反抗期の中学生のようなセリフとともに苛立ちを露わにする顔
江口が殺さている現場で立ち尽くしてるところを香坂たちに見つかり、恐る恐る振り返る顔(見返り美人パート2)
追いかけてきた香坂に向かって「もっと早く香坂さんに報告すればよかった…」と
涙ぐみながらつぶやく切ない顔(これは反則)
パトカーの音に驚き微かに怯えを浮かべる顔(どこから見てもヒロイン!)
屈辱と後悔と香坂に一縷の望みを託すような表情。(香坂さん助けてー)
この回だけでも結構な振り幅の顔を見ることができました。
ドラマとしてはいろいろと突っ込みどころがありつつも展開が早く
俳優さんたちの濃い演技と勢いで寄り切ってますね。
岡田将生くん演じる山田も東大出のエリートらしいんですが
脇も甘いし隙だらけで捜査一課長にほんとにこれでなれるのかい?と言いたく
なるような困ったちゃんなのですが、そこが却って愛しく
香坂さんも思わず助けずにはいられないのでしょう。
ここまでの回を通して一番好きなシーンの一つがこの車中で二人が
会話してるシーンなのですが、
それまで山田に対して腹立たしい思いを抱いていた香坂が力を抜いた口調で問いかけるところ。
尾行中なのでひそひそ声で話していたからなのですが、ぐっと距離が近づいた感じがして
私が山田だったら嬉しくなるなぁというシーンでした。
二人のセリフの口跡も美しく、もっと会話を聴いていたい!と思わいました。
山田くんは香坂さんが大好きなので、香坂さん、絶対助けてあげてくださいね。
「山田を取り返す」って素敵な響きです。