シン・ゴジラ(現実vs虚構)
話題の映画「シン・ゴジラ」見てきましたよ。
公開前まで情報がほとんど出てこず、これはもしかしたら
全然ダメなんではないか、という声もありましたが
公開されるや否や絶賛の嵐。これは行かねばと早々に行ってきました。
「ゴジラ」はハリウッド版「ゴジラ」(謙さん出てるバージョン)しか見たないくらい
ゴジラ音痴ですが、大きな生き物が暴れる映画が結構好きなので見に行こうとは思ってました。
で、実際見てみたら、怪獣映画というよりディザスターMOVIEでした。
日本人(というより人類)が初めて謎の巨大生物に対面し、それをどう乗り越えていくか、を徹底したリアリズムで描くというまっとうな映画でしたよ。
宣伝コピーの「現実(ニッポン)vs虚構(ゴジラ)」が全てを表してます。
政府各省庁、自衛隊等々の協力取り付けて東宝が本気出して製作した映画です。
ゴジラは日本の宝なんだなぁ。
出演者もたくさんいすぎて、主演の3人(長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ)以外はすべて50音順でその他大勢扱い。それなりに出演時間のある大臣クラスを演じた役者さんもセリフが一つもないような人も同列。それでも許されるのはゴジラだからなんですね。
人間ドラマを一切描かないところも潔い。長谷川博己さん演じる矢口蘭堂が既婚なのか未婚なのかも不明。冒頭すぐに何かが起きるところも無駄がなく、いきなり何かが現れてあっという間に大惨事になる展開も日本映画っぽくなくて単純にかっこいいです。
緊急対策チームの面々が個性豊かで津田寛治さん、高橋一生さんが喜々として演じてるのもいいし、紅一点の市川実日子さんも頼もしくて、こういう仕事するぜ!ってチームは見てて気持ちいい。
まぁとにかく映画館で見るべき映画であることは確かです。
これまで「ゴジラ」無縁でも十分楽しめる映画です。ぜひ、ご覧あれ。